弱虫な竜馬は、近所でもいじめっ子の的で、姉の乙女に助けられる毎日。そんな竜馬も7つになり学問は楠山塾、剣道は日根野道場にはいるが、塾でも道場でも落ちこぼれ。とうとう塾を退塾となる。しかし母、幸は病の床でも竜馬を優しく見守ってくれる。そんな幸と花見に出かけた竜馬を見つけたいじめっ子達だが、幸の親切心に心を打たれた彼らは、幸のために捨てられた傘で日傘を作ってくれた。そこに通りかかった上士。土佐では禁止されている郷土の日傘を目撃された竜馬達は…。激動の幕末に一陣の風を送りこみ、炎のように生きた男・坂本竜馬。その英雄の若かりし時代を描く、幕末風雲大作!!
泣き虫な竜馬が徐々に大人になり、日本を変えるために奔走していく様子は痛快そのもの。
そして武市瑞山や人斬り以蔵、後藤象二郎、勝海舟、西郷隆盛など代表的な幕末志士も登場し、自分の理想のために奔走し、時に対立し、時に殺し合い、時に和解していきます。
その中心にいるのは、他ならぬ坂本竜馬なのです。
単なる歴史を題材にした漫画ではなく、1人の人間としての生き方を教えてくれる名作です。